【環境認識】三尊と逆三尊 ~トレンド転換における重要なチャートパターン~

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FXの基礎

トレンドの最中に現れるチャートパターンは、環境認識をする上でとても重要です。以前の記事でも、アセンディングトライアングル、ディセンディングトライアングル、クロストライアングル、ダイヤモンドフォーメーションについて解説しました。

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今回は、この4つと同様に重要なチャートパターンである、「三尊」と「逆三尊」について解説していきます。

三尊・逆三尊(ヘッドアンドショルダー・逆ヘッドアンドショルダー)とは

三尊・逆三尊とはそれぞれ、「ヘッドアンドショルダー」、「逆ヘッドアンドショルダー」とも呼ばれます。

三尊(ヘッドアンドショルダー)

まず、三尊・ヘッドアンドショルダーです。1つ目の山が左肩、2つ目の山が頭、3つ目の山が右肩みたいに見えるので、ヘッドアンドショルダーと呼ばれていますが、由来は推測です。そして、この左肩のあとに現れた安値と頭のあとに現れた安値を、水平、もしくは水平に近い角度で結んだ線を「ネックライン」といいます。ヘッドアンドショルダーを人体に見立てたら、たしかに首あたりの位置っぽいので覚えやすいです。このネックラインは後々重要になります。

逆三尊(逆ヘッドアンドショルダー)

次に、逆三尊・逆ヘッドアンドショルダーです。基本は三尊と同じで、上下反転しているだけです。左肩のあとに現れた高値と頭のあとに現れた高値を、水平、もしくは水平に近い角度で結んだ線が「ネックライン」です。

そして、三尊と逆三尊には2つの大きな特徴があります。

1つは…「トレンド反転時に現れるチャートパターンである」ことです。

もう1つは…「信頼度が高い」ということです。

つまり、三尊・逆三尊を理解すれば、わかりやすいトレンド転換の場面が理解できるようになるということです。トレンド転換の場面がわかれば、トレンドが変わったのに、いつまでも損切りできないで大事故…ということを避けて、逆にドテンして、次に発生するトレンドの初動を獲ることができます。

私は主に平行チャネルを使って環境認識をしていますが、平行チャネルからローソクが抜けそうなときや、平行チャネルをローソクが抜けた直後に、三尊・逆三尊などは発生しやすいので、学んでおいて損はないと思います。

これから、以下の5つの項目について解説しますので、しっかりついてきてくださいね。

①ダウ理論のおさらい

②反転の三尊と継続の三尊否定

③反転の逆三尊と継続の逆三尊否定

④実際のチャートで三尊を見てみる

⑤三尊・逆三尊の注意点3つ

それでは、1つずつ見ていきましょう!

①ダウ理論のおさらい

以前書いた”ダウ理論”の記事では、トレードにおける原理原則である、「ダウ理論の基本原則6つ」を解説しました。今回はそのうち最もメジャーな原則、「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」これを軸に、三尊・逆三尊の解説をしていきます。

まず、ダウ理論における「トレンドの定義」です。高値同士が切り上げて、安値同士が切り上げているのが上昇トレンドです。

上昇トレンドの定義

一方、高値同士が切り下げて、安値同士が切り下げているのが下降トレンドです。これらがトレンド継続の定義です。

下降トレンドの定義

また、「トレンド否定」の定義は…最高値をつける直前の安値を下抜けるのが上昇トレンド否定です。

上昇トレンドの否定

一方、最安値をつける直前の高値を上抜けるのが下降トレンド否定です。

下降トレンドの否定

そして「トレンド転換」の定義は…上昇トレンド否定後に高値を切り下げるのが下降トレンドへの転換です。

下降トレンドへの転換

下降トレンド否定後に安値を切り上げるのが上昇トレンドへの転換です。

上昇トレンドへの転換

FXにおいて、トレンドとは非常に強力なものです。私たちは、トレンドに逆らわないエントリーを心がけることで、勝率や獲得値幅を大きく改善することが可能です。そして、今紹介したトレンドの定義を考えれば、私たちがトレードでとるべき戦略が明快になります。

私たちがとるべき戦略とは…

  • 「トレンド継続中」は順張りエントリーを続ける
  • 「トレンドの否定」が起きたら様子見
  • 「トレンド転換」が起きたらドテン

をすればいいわけです。

一見、三尊と関係なさそうに見えていますが、これがすごく重要です。

②反転の三尊と継続の三尊否定

三尊ができる様子

上図と照らし合わせながら読み進めてください。三尊は、トレンドの反転チャートパターンとして、有効に作用する傾向があります。これは、単純にその形がダウ理論のトレンド転換そのものだからです。上昇トレンドの最中に三尊が現れた場合、その上昇トレンドが終わり、下降トレンドがはじまるきっかけになる可能性が高いということです。

上昇トレンド中に現れる三尊を1つずつ分解していくと、まず、上昇のトレンドライン(緑色)が引けますね。上昇トレンドが発生していることから、安値同士、そして高値と高値同士が切り上げています。

しかし、今まで買い支え線となっていた重要な上昇トレンドラインを割ることで、三尊が発生するきっかけが生まれます。ここで思い出してほしいのは、ダウ理論でいう「上昇トレンド否定の定義」は、「最高値をつける直前の安値(=押し安値)を下抜け」でした。この場合、最高値は頭の部分の高値です。頭の直前の安値(=押し安値)に注目し、ここを下抜けしたらトレンド否定ということで、ロング狙いはやめたほうがいいということになります。

念のため、頭の直前の安値に水平線(上図下側)を引いておきます。そして、レートはこのまま落ちてくるわけですが、引いた水平線で反発上昇しました。ここで、「三尊ができるかも!」と考え始めるわけです。もちろん、この時点では三尊は成立していませんので、今の段階ではトレンド転換はしていません。しかし、「三尊ができるかもしれない」と仮説をたてて、思考を次にシフトするのは重要です。

次に注目すべきは、左肩になる“かもしれない高値”です。ここにも水平線(上図上側)を引いておきました。そして、レートが上がっていって、その高値周辺で反落しました。この時点で多くの人が、「三尊ができそう」という風に考えて戦略を構築します。

そして、最高値をつける直前の安値に引いた水平線をネックラインとして、注目していきます。そしてこの時点でのポイントは、まだ反転パターンとしての三尊は成立していないということです。トレンド否定の定義はネックラインを下抜けすることです。 上位足のことを考慮しない前提で話せば、今はまだ、優位性がロング側にもショート側にも充分にあります。

ロング側の事情としては、

「まだ安値を切り下げていないので、上昇トレンド継続狙いの買いを入れたい!」

ショート側の事情としては、

「安値は切り下げていないが、上昇トレンドラインを下抜けして、高値を切り下げている!」

上位足を考慮しなければ、どちらの言いぶんも充分理解できます。

まず、上昇トレンドラインを割ったら起きることとして、次の3つがあります。

①レンジになる

上昇トレンドライン割れからレンジになる

②別角度の上昇トレンドが発生する

上昇トレンドライン割れから別角度の上昇トレンドが発生する

③反転し下降トレンドが発生する

上昇トレンドライン割れから下降トレンドが発生する

3つのうちいずれかです。今はそのどれも起きる可能性が同じくらいにあります。

しかし、このネックラインを下抜けすることで、安値切り下げとなり、もともと高値は切り下げているので、「上昇トレンド中に三尊成立」となり、下降トレンドに転換する可能性が増すというわけです。

三尊成立

三尊が成立すれば、ここからショートの優位性が跳ね上がります。理由は単純で、トレンドに順張りだからということと、トレンドの初動を獲れるからということです。三尊を見極めたことで、下降トレンドの初動に立ち会えたのですから、あとは単純で、「下降トレンドが続く限り売っていって、下降トレンドが否定されたら売るのをやめる」というだけです。トレード戦略がとても明快になります!

トレンドに逆らわないエントリーさえすれば、そのきっかけが移動平均線だろうと水平線だろうと平行チャネルだろうと、テクニカル分析が効きやすくなり、勝率や獲得値幅が高まるというわけです。

ここまでの話は「三尊成立」の場合です。次は「三尊否定」の話をします。

三尊否定とは、三尊っぽい形になりそうだったけど、頭の高値を更新した場合の話です。こうなった場合は、直近まで発生していたトレンドを再開する傾向があります。上昇トレンド継続パターンということです。私の場合、頭の高値を更新したら、平行チャネルを引き直す作業をします。

三尊否定

そして、上昇トレンド継続パターンが現れたのであれば、あとは単純です。上昇トレンドに順張りのロングエントリーを狙います。

つまり整理すると、三尊成立はトレンド反転パターンで、三尊否定はトレンド継続パターンです。

三尊というのは有効かつ有名なので、多くの人が意識しています。多くの市場参加者が意識する反転パターンが成立したら、その方向に注文が偏ります。トレンド継続狙いの人たちが諦めて損切りをし、トレンド転換狙いの人が殺到するからです。

三尊が否定されたときも同じことが言えます。「三尊ができて反転すると思ったのに! 」という人たちの損切りが大量に入り、トレンド継続狙いの人たちが追撃します。ここまでが、三尊のしくみについてのお話でした。

③反転の逆三尊と継続の逆三尊否定

次は逆三尊の話ですが、三尊を上下反転させただけなので、簡単に説明していきます。

逆三尊成立

下降トレンドの最中にトレンドライン(チャネル)を割って、逆三尊が現れた場合はトレンドが上昇に転換する可能性があります。ネックラインを引いて、そのネックラインを上抜けして高値を切り上げてきた場合、それまで続いていた下降トレンドの否定ということで、買い狙いのテクニカルの優位性が劇的に高まります

逆三尊否定

しかし、一方でネックラインを抜けることができずに、頭の安値を更新した場合は、下降トレンド継続濃厚ということで、売り狙いのテクニカルの優位性が劇的に高まります

基本的な思考は三尊と上下逆なだけで全く同じなので、三尊が理解できれば、逆三尊も大丈夫です。

三尊も逆三尊も、わかりやすい形なので注目されがちですが、結局は高値と安値の切り上げ切り下げに注目すれば、トレンド方向を見極められるというだけのことなのです。ダウ理論は最強ですね!!

④実際のチャートで三尊を見てみる

実際のチャートで三尊成立と三尊否定を見ていきましょう!

  • ポンド円で三尊が出た例
ポンド円での三尊成立

ネックラインを割れた後、レートが少し下がりました。その後一旦上昇しますが、三尊のネックラインでサポレジ転換し、さらに大きな下落につながりました。

  • ユーロドルで三尊否定が出た例
ユーロドルでの三尊否定

こちらはネックラインを割り込むことなく、頭の最高値を更新して上昇しました。さらに、頭の最高値に引いた水平線でサポレジ転換し、力強い上昇を見せました。

ちなみに三尊は、トレンドの節目で発生しやすいです。三尊が現れそうならチャンスだと考え、上に行くか下に行くかに注目し、トレンドが発生した方向についていけば優位性が高まります

この記事を読み終えたらぜひ皆さんも、ご自身で過去チャートから三尊と逆三尊を探してみてください。そして、三尊が成立した場合と否定された場合とで、その後どのような値動きになっているかに注目すると、本記事の内容への理解がより深まると思います!

⑤三尊・逆三尊の注意点3つ

ここからは、三尊・逆三尊の注意点を3つ解説します。

1.成立しても必ず反転・継続するわけではない

相場に100%はないので当然といえば当然ですが、「上昇トレンド中に三尊が現れたら反転しやすい」、「下降トレンド中に逆三尊否定が起きたら下降トレンドが継続しやすい」という、あくまで「しやすい」ということです。三尊成立したからといって安心しきって、ストップロスをいれずにポジション放置でお出かけ…というのは危ないです。

2.ネックラインは完璧な水平線ではない場合も多い

ネックラインが右肩下がりだったり右肩上がりだったりすることもあります。教科書的な形にとらわれすぎず、高値と安値の切り上げ切り下げにしっかり注目すれば、若干いびつでも焦らずに、パターン成立判断ができるはずです。

3.左肩と右肩のレートがいつも完璧に同じというわけではない

今回の解説では、伝わりやすさを考慮して、左肩と右肩をぴったり同じレートに見せていますが、すべての三尊・逆三尊がこんなに完璧な山になるわけではありませんので、注意が必要です。しかしこれも、ネックラインの注意点と同じで、高値と安値の切り上げ切り下げにしっかり注目すれば、若干いびつでも焦らずに、パターン成立判断ができるはずです。

三尊と逆三尊のまとめ

最後にまとめです。三尊・三尊否定・逆三尊・逆三尊否定について解説してきました。これらが完成したら、そこからはテクニカル分析が非常に有効に作用します。テクニカル分析には「使い方」と「使い時」があり、三尊を見極めることで、自分のテクニカル手法の「使い時」がわかるということです。

特に、チャネルやトレンドラインで環境認識をしているトレーダーさんにとって、重要ではないかと思います。トレンド継続とトレンド転換に対応できるようになれば、勝率・獲得値幅ともに劇的によくなるはずです!

三尊以外の継続・反転パターンである、「トライアングル」や「ダイヤモンド」などについても解説していますので、復習を兼ねてぜひ、以下の記事も読み返してみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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