【テクニカル分析】水平線を引く時の注意点3つと引きすぎ病対策

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FXの基礎

前回の記事では、市場参加者に意識されやすい水平線を探すポイントをいくつか紹介しましたが、今回は注意点の話になります。水平線を引くときに障壁になりやすく、頭を悩まされやすいポイントを解説していきます。また、水平線を引きすぎてしまう方への対策法についても解説していきますので、是非最後までお読みください。まだ前回の記事を読まれていない方は、以下からどうぞ!

水平線を引く時の注意点3つ

まずは、水平線を引く時の注意点を3つお話します。

注意点① オーバーシュート

オーバーシュートとは「行き過ぎ相場」のことです。上の画像のように、乱高下による長いローソク足を見つけた場合、異常値と捉えて無視する勇気も時には必要です。突き抜けていても仕方ないといったふうに、無視して水平線を引くということです。「突き抜けているなんて気持ち悪い」というふうに感じる方も多いと思いますが、それは仕方ないです。

例えば、フラッシュクラッシュのヒゲとかもそうですが、あまり多くの市場参加者が存在していないところでの行き過ぎなレートだったりします。水平線は多くの市場参加者に意識されるレートに引くべきですので、行き過ぎたレートを無視することも必要なのです。結果的に、オーバーシュートを無視して引いた水平線が、上の画像のようにサポレジ転換することもあります。

注意点② 価格の周辺を意識する

例えば、上の画像の水色の水平線でロングエントリーしたとします(青⇑)。その時、ローソク足のヒゲ先が気になってくる方が多いはずです。水平線エントリーで、ものすごく狭い幅で損切り幅を設定してしまうことは、損切り貧乏になりがちなのです。自分のエントリーしたところにギチギチで、水平線が完璧にぴったりで反応するということを前提にエントリーしてしまうと、損切りにかかったうえで上がっていく最悪のパターン、損切り貧乏になってしまいます。

水平線でエントリーするときは、もう少し余裕を持って立ち回る必要があるということです。水平線に対して、ある程度上下して反発作用するというふうに考えて立ち回らないと、心労・ストレスが大きいです。また、証拠金の消耗も損切り貧乏で早くなくなってしまい、取れたはずの値幅を取れなかったという機会損失にもなってしまいます。ガチガチに固めすぎるのは危険です!

注意点③ 引きすぎ病に注意する

上の画像のように、それっぽいところにひたすら水平線を引きまくると、勝てません!

利確や損切りの判断をする要素が多すぎると、自分にとって都合のいいものばかり選んでしまいます。損切りはもっと下の水平線まで耐えて、利確はすぐ上の水平線でしてしまうなど。結果的に利確は早くなり、損切りは遅くなり、リスクリワード比率が悪くなってコツコツドカンになります。水平線を引く上で「水平線引きすぎ病」だけは絶対に避けなければなりません。

水平線引きすぎ病の対策ツール3つ

前回の記事で紹介したポイント、「等間隔」や「ロールリバーサル意識」などをちゃんと守れば、引きすぎ病にはならないと思いますが、さらにその上で水平線を引いていて補助が欲しい、インジケーターを頼りながら、自分の線引きをサポートして欲しいと思ったら、以下に紹介する3つのツールを試してみてください。

対策ツール① 移動平均線と重ねる

移動平均線(200SMAなど)を補助に使うことで、引きすぎ病から多少は脱却できると思います。多くの市場参加者に意識されるために水平線は引いています。その補助に、多くの市場参加者に意識されている移動平均線を使うのは非常に合理的です。水平線と移動平均線が重なる位置というのは、根拠が2つありますのでより反応しやすいです。前回の記事で紹介したポイント①~⑦を満たしたうえで、200SMAと重なる場所に水平線を設置することで、それがその後反応します。

引きすぎになってしまう人は、移動平均線と重ねることでそれ以外を消していくとか、移動平均線と重なった水平線を基準にして、等間隔で水平線を引く作業をしていくとか、そういった考え方でひとつの基準を作るといいでしょう。

対策ツール② フィボナッチリトレースメント

フィボナッチは非常に有名で、機能しやすいということで多くのトレーダーに使われています。黄金比を使って、人間にとって意識されやすい心地よい数値を可視化するためのツールです。リトレースメントというのはつまり「戻り」です。押し目買いや戻り売りをするときに、安値と高値を設定して、どの辺りまで戻りそうかという仮説を立てることが出来ます。

上の画像では、上昇トレンドの安値と暫定の高値にフィボナッチを引いています。水平線を引きすぎになった時、38.2%というのが特に押し目買い・戻り売りでは有効です。38.2%のところに、まず水平線を引きます。それが過去においてもちゃんと意識されていて、使えそうだと思ったらその水平線を残します。

もちろんフィボナッチが効きやすい場面とか、効きづらい場面とかもありますが、特に数値の面では38.2%を活用すると、押し目買い・戻り売りの成功率が高まるということです。

対策ツール③ オーダーブック

オーダーブックは、どのレート帯にどれくらい注文が入っているかを可視化してくれます。多くの市場参加者に意識されるレートは、買いも売りも、どちらも注文がたくさん入っています。注文が全く入らなければ、そこは注文がスベる、ローソク足が伸びやすいということです。逆に反発しやすい、止まりやすいところは、注文が多いということです。

すなわちオーダーブックを参考にして、注文が多く入っているところに水平線を引くことで、それなりに機能する水平線が引けるということです。引きすぎ病になりがちな方は、オーダーブックを使うのも個人的にはアリかなと思います。

ちなみに上の画像は、私が使っているFX口座の1つ、外為どっとコムの高機能チャートです。

対策ツールを使う時の注意点

最後に、水平線引きすぎ病の対策ツールを使う時の注意点について説明します!

引きすぎ病対策のために、移動平均線を使ったり、フィボナッチリトレースメントを使ったり、オーダーブックを使ったりと、いろいろ駆使してみてくださいと上述しましたが、全部一気に使えというわけではありません。3つの中から自分で自分なりに検証してみて、「これが一番自分のスタイルにあってそうだ」、「使いやすいな」と思ったものを使ってください。全部使うのは避けた方がいいです。

情報がたくさんあると、その中から自分のポジションにとって都合の良いものだけをつまみ取ってしまいます。つまり、自分のバイアスを増長してしまい、悪い思考の癖がついてしまいます。それによって損切りは遅くなって、利確は早くなっていきます。例えば…

  • 「自分の売買ルールではもう損切り」というときに、フィボとオーダーブックでは損切りライン、だけど移動平均線がまだ下に控えているから損切りを我慢する…
  • 3つのインジケーターのどれか1個だけ反応したから利確してしまう… etc.

情報が多いと損小利大の逆になってしまうケースが非常に多いです。だから、検証して自分にあっているなと思った“ひとつ”を採用するといった具合に、シンプル化しておかなければ、水平線引きすぎ病とはまた別の、インジケーター表示させすぎ病になってしまいます。安定感のあるトレード成績を出すために、こういった病気にならないよう気を付けたいところです。

チャートはシンプル化させていく方がいいと思います。だから、フィボとかオーダーブックとか、一見凄く有用そうに見えますが、補助的に使うようにしてください!

水平線をマスターされた方は、こちらも是非お読みください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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