トレード手法は、ネット上から無料でたくさん拾うことができます。
でも、それらを「拾って終わり」じゃないんですよね。
拾った後に、どれだけ検証して、どうやって磨き上げていくか——そこで結果の差が出ると思っています。
今回紹介するのは、
私が実際に【ダメだった手法】を何度も改善し、ようやく“利益が残る武器”にまで育て上げた手法です。
検証に使ったのは、4時間足 × EMAのゴールデンクロス/デッドクロス。
そこにグランビルの法則(2番・3番)を組み合わせて、試行錯誤しながら改良してきました。
この記事では、
✅ 元の手法がなぜ勝てなかったのか
✅ どんな改善を加えて、どう変化していったのか
✅ 最終的にどうやって“戦えるルール”にたどり着いたのか
…といった流れを、実際の検証データやチャート画像つきでまとめています。

「トレードルールを育てるプロセスを知りたい!」
「ゴールデンクロス/デッドクロスって、どうなふうに活用するの?」
「グランビル2番・3番って、どんな時に有効なの?」
そんな方にとって、ヒントになれば嬉しいです。
それでは、早速みていきましょう。
元手法:YouTubeで見つけたスイングトレード手法
最初に、元手法について解説していきたいと思います。YouTubeでFX手法動画を見漁っていた私は、ある手法に出会いました。それが、冒頭部分にも書いた”4時間足×EMAのゴールデンクロス/デッドクロス手法“というものでした。YouTubeでは、勝率が低くてもリスクリワードが良く、大きく勝てる手法だと紹介されていました。
興味を持った私は、早速検証してみたわけです。
それではルール確認…といきたいところですが、その前に移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスについて、軽く図解しておきたいと思います。今回の手法の要になる部分です。
ゴールデンクロス(GC)とデッドクロス(DC)について
FXのチャート分析において、「移動平均線のクロス」は、トレンドの転換を見極めるサインとしてよく知られています。
中でも代表的なのが「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」。
簡単に言えば、
- ゴールデンクロス(GC)=買いのサイン
- デッドクロス(DC)=売りのサイン
これらは、短期の移動平均線が、長期の移動平均線を上下に突き抜けることで発生します👇


クロスが出たからといって、すぐにエントリーすれば勝てるわけではありませんが、
「相場の流れが変わったサイン」として、手法に組み込むことで大きな武器になります。
ではここから、YouTubeで拾った元手法のルールを解説していきます。
元手法:ルール
通貨ペア:USD/JPY, EUR/USD, EUR/JPY, AUD/USD, AUD/JPY等 メジャー通貨なら何でもOK
時間足:4時間足
使用テクニカル:ローソク足、10EMA、20EMA
エントリー
- 10EMAと20EMAのゴールデンクロス・デッドクロスを確認する。
- 次足始値でエントリー。ただし、エントリーポイントと10EMAとの解離が大きい場合は、出来るだけ10EMAに引きつけてエントリーする。
損切り:損切りは、上昇や下降の起点となった高安値とする。
決済:決済は、20EMAをローソク足実体でブレイクした時。利確になることもあれば、損切りになることもある。
エントリーから決済までの流れを、図でも説明します。

ロングの場合、2本のEMAがゴールデンクロスしたことを確認し、次足始値でロングエントリーです。損切りは、EMAのクロスのきっかけとなった波の安値に置き、決済は20EMA割れとなります。

ショートの場合は、ロングと逆にして考えるだけです。デッドクロスでエントリー、20EMA上抜けで決済ですね。
単純明快で、取り組みやすい手法ですね。
元手法:検証結果と考察
以上のルールに基づいて、2015年3月から2017年7月のEUR/JPY4時間足で検証してみました。その結果を以下に示します。
トレード回数:100回
勝ちトレード:29回 負けトレード:71回(勝率29.0%)
総利益:2,225.1pips 総損失:3,538.4pips(PF0.63)
平均利益:76.73pips 平均損失:49.84pips(RR比1.54)
検証期間内の獲得pips:-1,313.3pips

ご覧の通り、全く使い物にならないですね。確かに、損小利大を実現できていることから、リスクリワードは良いです。ただ、20EMA割れ決済だと、エントリーしてもすぐ決済になるトレードが続き、小さな負けが続いて結局のところ勝てません。
しかし、このままでは終われないので、ルールの改変をすることにしました。
改変①:利確と損切りを固定pipsにする
検証していて気になったのは、20EMA割れ決済による利益の取りこぼしです。エントリー後にレートが進み、一時数百pipsの含み益になっても、決済するとトントンか微損。メンタル的にも良くありません。そこで、獲得pipsを固定することにしました。
改変①:ルール
通貨ペア等の条件はそのままに、エントリーと決済のルールを以下のように変更してみました。
エントリー
- はじめに、200EMAでエントリー方向を決める。上はロングのみ、下はショートのみ。
- 10EMAと20EMAのゴールデンクロス・デッドクロスを確認する。
- 次足始値でエントリー。ただし、エントリーポイントと10EMAとの解離が大きい場合は、出来るだけ10EMAに引きつけてエントリーする。
損切り:損切りは、30pipsで固定。
利確:利確は、100pipsで固定。
エントリーから決済までの流れを、実際のチャートでも確認しましょう。


200EMAで大きな流れに逆らわないようにしつつ、決済ルールを変更したぐらいですね。
改変①:検証結果と考察
以上のルールに基づいて、2015年3月から2021年5月のEUR/JPY4時間足で検証してみました。その結果を以下に示します。
トレード回数:103回
勝ちトレード:24回 負けトレード:79回(勝率23.3%)
総利益:2,400.0pips 総損失:2,370.0pips(PF1.01)
平均利益:100.00pips 平均損失:30.00pips(RR比3.33)
検証期間内の獲得pips:+30pips

利益の目減りは抑えられましたが、やっとのことでトントンといったところですね。
改変②:直近高安値での損切り+グランビルの法則導入
ここで気になったのは、損切りの”30pips”というところです。”30pips”というのには何の根拠もなく、完全に自己都合です。そこで今度は、損切りを相場に合わせてみることにしました。
また、元手法のルールには、”10EMAとの乖離がある時は、引き付けてエントリーする”とありました。
しかし、”引き付ける”と言っても、どこまで引き付けたらいいのか、どんな動きを待つべきなのかが分かりませんでした。それから、しばらく考えた私は…

もしかして、グランビルの法則を組み合わせたらいいのでは?
という発想に至ったのです。
ここで、グランビルの法則について簡単に解説を入れておきます。
グランビルの法則について

グランビルの法則とは、移動平均線とレートの関係から、売買タイミングを4パターンに分類したものです。上図と照らし合わせながら、1つずつ見てみましょう。
①:角度のつき始めた移動平均線をレートが抜けてくるところでの売買
②:角度のついた移動平均線を一度はブレイクしたものの、再度トレンド方向へ進むところでの売買
③:角度のついた移動平均線にタッチして、反発していくところでの売買
④:レートが移動平均線から離れた時、再び移動平均線まで戻るところでの売買
さて、これらのポイントのうち、今回はグランビルの法則2番(図中②)と、グランビルの法則3番(図中③)に着目してみました。
では、改変②のルールを確認していきましょう。
改変②:ルール
今度は、エントリーと決済のルールを以下のように変更してみました。
エントリー
- はじめに、200EMAでエントリー方向を決める。上はロングのみ、下はショートのみ。
- 10EMAと20EMAのゴールデンクロス・デッドクロスを確認する。
- ゴールデンクロス・デッドクロス後、初回のMAとの絡みで、グランビルの法則2番または3番を満たす。
- グランビルの法則を満たした次足始値でエントリー。
損切り:損切りは、直近高安値。
利確:利確は、リスクリワード1:3に固定。
エントリーから決済までの流れを、実際のチャートでも確認しましょう。


ここで注意点です。グランビルの法則3番でエントリーする場合は、買いなら陽線、売りなら陰線が確定した後にエントリーします。MAにタッチしていても、狙いと反対方向のローソク足ではエントリーをしません。逆行リスクが高いからです。
改変②:検証結果と考察
以上のルールに基づいて、2015年3月から2020年5月のEUR/JPY4時間足で検証してみました。その結果を以下に示します。
トレード回数:51回
勝ちトレード:14回 負けトレード:37回(勝率27.5%)
総利益:1,956.5pips 総損失:1,849.0pips(PF1.06)
平均利益:139.75pips 平均損失:49.97pips(RR比2.80)
検証期間内の獲得pips:+107.5pips

少ないですが、一応プラスにはなりました。しかし、あまりいい感じではありません。獲得pipsのグラフを見ても分かる通り、途中が大きく凹んでいます。ドローダウンが大きすぎますね。そこで、さらにルールを改変してみました。
改変③:余計なものをそぎ落とす
200EMAで大きな流れに逆らわないようにしていましたが、トレンド転換の初動を狙う手法で、それは余計だと気づきました。
改変③:ルール
そこで、エントリーと決済のルールを以下のように変更してみました。
エントリー
- 10EMAと20EMAのゴールデンクロス・デッドクロスを確認する。
- ゴールデンクロス・デッドクロス後、初回のMAとの絡みで、グランビルの法則2番または3番を満たす。
- グランビルの法則を満たした次足始値でエントリー。
損切り:損切りは、直近高安値。
利確:利確は、リスクリワード1:3に固定。
エントリーから決済までの流れを、実際のチャートでも確認しましょう。


ただ単に、200EMAを除去しただけです。
改変③:検証結果と考察
以上のルールに基づいて、2015年3月から2021年12月のEUR/JPY4時間足で検証してみました。その結果を以下に示します。
トレード回数:200回
勝ちトレード:58回 負けトレード:142回(勝率29.0%)
総利益:8,051.4pips 総損失:6,259.5pips(PF1.29)
平均利益:138.82pips 平均損失:44.08pips(RR比3.15)
検証期間内の獲得pips:+1,791.9pips

さて、ここまでやってようやく化けましたね。長期間に渡る検証でも、獲得pipsが大きくマイナスにはならず、むしろ増え続けています。ただ、途中のドローダウンが気になるところ。800pipsほど減少した期間があります。優位性は認められますが、実用レベルとはいきませんね。
そこで、データ1件1件をじっくりと見ながら、条件をフィルタリングしてみました。
成績改善に繋がったフィルタリング3選
改変③のルールで集めた200件の検証データから、色々なフィルタリングを試してみました。
- エントリー時の10EMAの角度
- MAクロス後、押し戻りをつけるまでの上昇or下落幅
- 押し戻りを構成するローソク足本数
- グランビルの法則(2番or3番)
- 押し戻りの深さ(フィボナッチ・リトレースメント)
- サポレジの有無
- エントリー時刻
- ロング/ショート別
などなど…
その中で、効果を発揮したフィルタリングが…
- エントリー時の10EMAの角度
- 押し戻りのを構成するローソク足本数
- エントリー時刻
この3つでした。
エントリー時の10EMAの角度
1つ目は、エントリー時の10EMAの角度です。これは、TradingViewに便利なインジケーターがありました。”Angle of Moving Average”という名称のインジケーターになります。

TradingViewの「インジケーター、指標、ストラテジー」のところで、インジケーター名を入力すれば出てくると思います。インジケーターをサブウィンドウに表示させたら、設定を変更します。色々とパラメーターがありますが、MAの期間を「10」に、MA Typeを「EMA」に設定するだけで、他に触るところはありません。

このインジケーターの活用方法はシンプルです。エントリーする直前のローソク足にカーソルを置いて、インジケーターの値をチェックします。検証では、値が±0.1以上ならOKだと分かりました。つまり、極端に10EMAの傾きがない時は、エントリーを見送るということですね。
押し戻りを構成するローソク足本数

2つ目は、押し戻りを構成するローソク足本数です。これは、言葉だけで説明するのが少し難しいので、上記の画像を基に解説します。
まず、2本のEMAをクロスさせた動き(波)に注目します。その後、高値や安値をつけて、EMAまで戻ってきます。この戻りの波に注目するわけですね。上記画像だと、安値をつけてから、調整の上昇が見られます。この部分のローソク足本数を数えると5本ということで、エントリーOKです。
200件の検証データより、5本ないし6本が以下が許容範囲だと分かりました。7本以上になると、明らかに負けトレードが増えてしまいます。つまり、ダラダラした調整があると、その後レンジ相場に巻き込まれて、負けやすいということですね。
エントリー時刻
3つ目は、エントリー時刻です。”ある時刻”にエントリーを限定すると、トレード成績が大幅に改善されました。
その“ある時刻”については、ここでは語りません。これはぜひ、ご自身で検証して確かめていただければと思います。とは言え、4時間足の確定タイミングは1日に6回しかないので、そのうちのいずれかに限られます。従って、見当がつく方もいらっしゃるとは思います…。
最終結果!!
200件のデータに対して、先述した3つのフィルタリングを適用しました。その結果を以下に示します。
トレード回数:124回
勝ちトレード:44回 負けトレード:80回(勝率35.5%)
総利益:6,446.2pips 総損失:3,432.3pips(PF1.88)
平均利益:146.50pips 平均損失:42.90pips(RR比3.41)
検証期間内の獲得pips:+3,013.9pips

獲得pips爆増、いい感じです!獲得pipsの増減のグラフを見ても、ドローダウンはいくらか小さくなったことが分かります。元手法が-1,300pipsだったことを考えると、見違えたのではないでしょうか。これが、1つの手法と本気で向き合うことで、得られた結果なんだと感じています。
まとめ:”使えない手法”が”相場で戦える武器”に昇華するまで
元の手法から数えて、改変は実に3段階。
さらにそこからフィルタリングを重ねて、ようやく「これはいける!」と思えるレベルに仕上がりました。
何時間も検証して、数百回のトレードデータを取って、それでも最初はボロボロ。
しかし、そのたびに“なぜ勝てなかったのか”を突き詰めて、少しずつ形を変えていったら、最後には「相場で戦える武器」に生まれ変わったんです。
さて、こうして紹介してきた今回の手法ですが、フィルタリングをしても勝率は35%と、決して高いとは言えません。そのため、高勝率を目指す方や、連敗を受け入れられない方には向かないかもしれません。しかし…
- 時間がなくてもFXに挑戦したい人
- 毎日何十回もエントリーして疲れ切ってしまった人
- 勝率ばかり気にして、リスクリワードの本質を忘れていた人
そのような方には、ぜひ一度ご自身で検証していただければと思います。シンプルなルールであるが故に、迷いは少なく、再現性も高いはずです。
当手法への理解をさらに深めるために
当手法のルールを確認しただけで、いきなりリアルトレードを行うのは危険です。必ずご自身でも、一定期間分の過去検証を行い、当手法への理解を深めましょう。
過去検証を行う際に、あると非常に便利なのが”練習君プレミアム2“というFX練習ソフトです。
練習君プレミアム2のメリットは以下の通りです。
- MT4がそのまま使える
- オリジナルインジケーターが使える
- 複数時間足のチャートを同時に動かすことができる
- 短時間にたくさんのトレード経験を積むことができる
- 他のFX練習ソフトに比べて価格が安い!
これらメリットの中でも特に嬉しいのは、MT4やMT4にインストールしているインジケーターがそのまま使えることですね。もちろん、当手法で紹介したインジケーターも使えますよ!
練習君プレミアム2は、私が非常に重宝している持っていて損はないアイテムですので、FXで勝ち組になりたい方は、購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
練習君プレミアム2のレビュー記事もありますので、参考にしてください!
当手法を試すのにオススメのFX会社
当手法を十分に検証して、実際にトレードしてみたくなったら、XMTradingを使うと良いでしょう。XMTradingなら、最小10通貨からトレードすることができます。10通貨なら100pips逆行しても10円の損失なので、リスクを極限まで抑えてリアルトレードをすることができます!
さらに、XMTradingは口座開設をするだけで13,000円のボーナスがもらえます。この13,000円だけでも十分にトレードできますので、ぜひ試してみてください!
XMTradingについての解説記事もありますので、参考にしてください!
おわりに
私のように、何度も失敗しながら「使える手法」を探している人のヒントになれば嬉しいです。
この記事が、あなたのFXライフの“ターニングポイント”になりますように。
海外の最大手FX会社でFXを始めてみませんか?
私は、海外FX会社の最大手、”XM”でのトレードを強くオススメします! その主な理由は以下の3つです。
①最大1,000倍のハイレバレッジでトレードができる!
→少ない資金からでもお金を増やすことができます。
②ゼロカット方式が採用されている!
→急な相場変動時でも追証のリスクはありません。
③口座開設をするだけで13,000円のボーナスが貰える!
→おトクにFXを始めることができます!!
どこで口座開設しようか迷っているFX初心者さんや、すでにFX口座をお持ちのトレーダーさんも、この機会に是非、XMでのトレードを始めてみませんか?


