今回は酒田五法のひとつ、明けの明星・宵の明星について、FXにおいても優位性があるのかどうか、過去検証してみました。
明けの明星・宵の明星とは
酒田五法のひとつ、明けの明星・宵の明星は、相場の転換を示唆するローソク足の組み合わせです。レートが下降してきたところに明けの明星が出現した時は、買いサインとなります。逆に、レートが上昇してきたところに宵の明星が出現した時は、売りサインとなります。
酒田五法は日本の株式投資によく用いられる考え方ですから、本来の明けの明星・宵の明星には、窓が開いています。しかし、FXで酒田五法を用いる場合、窓を考慮する必要はあまりありません。ここでは、上図のようなローソク足の組み合わせを、明けの明星・宵の明星として扱います。
明けの明星・宵の明星 トレードルール
それでは、明けの明星・宵の明星手法のトレードルールを説明します。
通貨ペア:ドルストレート、クロス円 メジャーなものなら何でもOKです!
時間軸:1時間足 どの時間足でも構いませんが、長期足のほうが機能しやすいです。
エントリー:明けの明星・宵の明星の出現を確認し、次足始値でエントリーする。
損切り:損切りは、明けの明星を構成するローソク足の最安値。または、宵の明星を構成するローソク足の最高値。
利確:利確は、エントリーから損切りまでの値幅を測り、同じ値幅を獲って利確とする。つまり、リスクリワード1:1。
エントリーから決済までを図で説明すると、以下のような感じです。
明けの明星・宵の明星と言っても、見方が色々あると思います。そこである程度基準をつけるために、明けの明星・宵の明星とみなしてOKなパターンと、NGなパターンについて説明しておきます。
明けの明星のOKパターンです。ローソク足3本の組み合わせとして、1本目は大陰線、2本目はピンバー、そして3本目は大陽線です。2本目はピンバーであれば、陰線陽線は問いません。なお、3本目のローソク足終値が、1本目の陰線始値より高い位置で引けたらベストです。
宵の明星のOKパターンです。ローソク足3本の組み合わせとして、1本目は大陽線、2本目はピンバー、そして3本目は大陰線です。明けの明星と逆に考えてもらえれば大丈夫です。こちらも、2本目はピンバーであれば、陰線陽線は問いません。そして、3本目のローソク足終値が、1本目の陽線始値より安い位置で引けたらベストです。
こちらは、明けの明星・宵の明星のNGパターンです。1本目の大陰線・大陽線の半分に、3本目のローソク足が到達しない場合は、相場反転の勢いが弱いと考えられます。3本目のローソク足において、ヒゲすらも1本目のローソク足の半分に到達しない場合、明けの明星・宵の明星とはみなしません。
この他、ローソク足のヒゲを見て、売買したい方向と反対側の圧力が感じられる場合も、今回の検証ではエントリー回避としました。
USD/JPY 2020年6月から11月の6ヶ月間で検証!
以上のルールのもと、USD/JPY、2020年6月から11月の6ヶ月間で検証してみました。その結果を以下に示します。
トレード回数:126回
勝ちトレード:67回 負けトレード:59回(勝率53.2%)
総利益:1067pips 総損失:823pips(PF1.30)
平均利益:15.93 平均損失:13.95(RR比1.14)
検証期間内の獲得pips:+244pips
考察
実際に検証をしている時、「これはOKかな?NGかな?」と迷うことが多かったです。ローソク足のパターンは見る人それぞれですので、同じルールで検証しても結果は様々なものになるでしょう。
私なりに明けの明星・宵の明星を判断した結果だと、わずかに優位性が認められるといったところですね。緩やかながらも、獲得pipsの増減グラフは右肩上がりになっています。
明けの明星・宵の明星は、ひとつの売買きっかけに過ぎませんが、勝ちやすい局面と負けやすい局面があることが分かりました。
こちらは検証期間の一部でもある、2020年9月下旬頃のUSD/JPY1時間足チャートです。下降トレンドが終わり、上昇トレンドに転換する局面ですね。ローソク足をピンクでハイライトしているのが明けの明星、ブルーでハイライトしているのが宵の明星です。また、チェックマークが勝ちトレード、バツマークが負けトレードです。
注目していただきたいのはチェックマークの箇所、つまり勝ちトレードになった箇所ですが、明けの明星が多いですね。このことから言えることはズバリ、明けの明星は上昇トレンドの押し目を拾いやすいということです。逆に、宵の明星は下降トレンドの戻しを拾いやすいのかもしれませんね。
私はこれまでに環境認識に関する記事を書きました。そこで解説したように環境認識をして、上昇トレンド発生中なら明けの明星を積極的に見つける、下降トレンド発生中なら宵の明星を積極的に見つける、といったような戦略を立てることができます。
環境認識により相場の方向感がつかめているなら、利益を伸ばす工夫もできます。今回の検証ルールである、リスクリワード1:1でポジションの半分を決済し、残りの半分をトレンドが続く限り保有し続けるなど、アイデアはいろいろとありそうです。
皆さんもぜひ、ご自身で検証をして、当手法の優位性を確かめてみてください!
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XMTradingについての解説記事もありますので、参考にしてください!
今回の記事が参考になりましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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