ゼロカットとは、トレーダーから入金額以上の損失が出ないように守るシステムで、言わばトレーダーの命綱のようなものです。XMをはじめ、海外FX会社に導入されているシステムです。
今回はXMのゼロカットについて、仕組みや過去の事例、ゼロカットが施行されない場合の対処法などを解説していきます。
”FXは借金しそうで怖い”と思われている方は、ぜひ本記事を最後までお読みください。
- XMのゼロカットの仕組みと過去の事例
- ロスカットとの違い
- ゼロカットが施行されない場合の対処法
- ゼロカットに関する注意事項
XMのゼロカットの仕組みと事例
ゼロカットとは
XMをはじめ、多くの海外FX会社にはゼロカットシステムが導入されています。
ゼロカットとは、急な相場変動によりトレーダーがFX口座に入金した金額以上の損失を出してしまった場合、それをゼロにリセットしてくれる仕組みです。言い換えれば、入金額以上の損失をFX会社が補填してくれる仕組みということです。
XMのゼロカットシステムは、全口座タイプ、全銘柄に対応しています。FX通貨ペアはもちろん、値動きの激しいゴールドや仮想通貨、原油などにも対応しているところがありがたいですね。また、上限金額や回数制限もないので、例え大きな損失であっても、何度でもゼロカットしてくれます。
ゼロカットの仕組み
ここからは、XMのゼロカットの仕組みを説明いたします。以下に図示するような3つのパターンがあります。

上から順番に見ていきましょう。
残高-50,000円、ボーナス0円、入金額10,000円
この場合、ボーナスがないので-50,000円がそのままゼロカットの対象になります。マイナス残高がリセットされた後、入金が反映されますので、残高10,000円、ボーナス0円の口座になります。
残高-50,000円、ボーナス30,000円、入金額10,000円
この場合、ボーナスからマイナス残高の補填に充てられます。そして、ボーナスで足りない-20,000円がゼロカットの対象になります。従ってボーナスは全額無くなり、残高10,000円、ボーナス0円の口座になります。
残高-50,000円、ボーナス70,000円、入金額10,000円
この場合、ボーナスからマイナス残高の補填に充てても、ボーナスが余るのでゼロカットはされません。従ってボーナスが減り、残高10,000円、ボーナス20,000円の口座になります。
以上、3つのゼロカットパターンを見てまいりました。ポイントは、ボーナスが残っている場合、ボーナスから優先的にマイナス残高の補填に充てられることです。なお、マイナス残高がリセットされた後に入金が反映されるため、入金額が減ってしまうことはありませんのでご安心ください。
過去のゼロカット事例
過去にゼロカットが施行された事例として、2015年1月15日に起こったスイスフランショックを挙げてみましょう。

こちらは、スイスフランショック時のEUR/CHF日足チャートです。
スイス中銀は、1ユーロ=1.2スイスフランを保つように無制限介入していました。しかし、2015年1月15日、スイスは突然介入撤廃を発表しました。この時に起きた暴落がスイスフランショックで、1日に2,200pips以上もスイスフラン高に傾きました。
この時、ゼロカットシステムのない国内FX会社を利用していたトレーダーの中には、ロスカットが間に合わずに借金を背負う人もいました。ゼロカットシステムのある海外FX会社であっても、この時ばかりはゼロカットが施行出来ず、トレーダーに追証を請求した会社もあったそうです。
しかし、XMはゼロカットを施行して、多くのトレーダーを借金地獄から救いました。その時のXMのアナウンスが以下になります。
スイス国立銀行がEUR/CHFの上限撤廃を決定したことよって引き起こされた最近の市場での非常に大きな値動きによって、XMはスイス国立銀行による大混乱の影響は受けていないことをお客様に保証致します。
XMは常にマイナス残高の自動的な保護を提供していることをお客様に再度ご案内申し上げます。
当社は、この度のEURCHF通貨ペアの異例な値動き等の混乱時には、特にお客様に対する当社の忠誠心の現れとして、こちらのマイナス残高の自動的な保護を継続していく所存です。
先週中にマイナス口座残高が発生した全てのお客様は、当社の評判と強みへのお約束を果たす為に、マイナス残高が起こりうる他のケース同様に、マイナス残高は既にリセットされています。
引用:XMTrading
こうした突然の事態に対応出来たのは、XMの顧客に対する誠実さと、高い収益力による潤沢な資金が背景にあると考えられます。この一件によりXMの評判はさらに上昇し、現在でも日本人人気No.1の海外FX会社として君臨し続けています。
ロスカットとの違いは?
さて、ここまでゼロカットの仕組みなどを説明してまいりました。ところで、ゼロカットとよく似た言葉にロスカットというものがあります。それについても解説しておきましょう。
ロスカットとは、証拠金維持率が一定の水準以下になった時に、ポジションを強制決済することです。ロスカット発動の条件について、以下の例で考えてみましょう。
- 口座残高10,000円
- 1ドル=140円のドル円を10,000通貨保有
- レバレッジ1,000倍
- XMのロスカット水準20%
まず、必要証拠金は140円×10,000通貨÷1,000倍=1,400円
ロスカットされる口座残高は、1,400円×20%=280円
つまり、10,000円-280円=9,720円の損失が出た場合、ロスカットされることになります。
ここで登場したロスカット水準ですが、海外FX会社と国内FX会社では以下の通り違いがあります。

ロスカットされる場合、国内FX会社のほうがより多くの資金が残ることになります。逆に、海外FX会社では資金のほとんどを失った状態でロスカットされます。口座に入金した金額については、自己責任の範囲という考え方に基づくのでしょう。
XMでゼロカットが施行されない場合の対処法
XMでゼロカットが施行されないといった声がちらほら聞こえます。
XMのゼロカットは、数時間から3営業日以内で施行されます。XMが口座をサーチしていく中で、マイナス残高になっている口座を発見し次第ゼロカットを行っていますので、自身の口座の発見に時間がかかる場合もあります。
ただ、ゼロカットはされるはずなので、とりあえず待っていましょう。
とは言え、今すぐゼロカットしてトレードを再開したいという方もいらっしゃると思います。その場合、以下に挙げる4つの対処法をお試しください。
- 口座へ資金を入金
- 他口座から資金振替
- XMPをボーナスに換金する
- サポートに問い合わせる
1つずつ見ていきましょう。
口座へ資金を入金

XMが口座を見つけてくれるのを待たずに、ゼロカット施行を早める方法があります。それは、口座へ資金を入金することです。入金の手順は以下の通りです。
- XM会員ページから、「資金を入金する」をクリック
- 入金方法を選択
- 入金額を入力
- リクエスト送信
関連記事:XMの入金方法について
他口座から資金振替
XMで複数口座を持っている場合、残高のある口座からマイナス残高の口座へ資金振替します。これによって、すぐに残高はゼロリセットされます。
まだXMで追加口座をお持ちでない方は、この機会にぜひ作ってみましょう。
関連記事:XMの追加口座の作り方について
XMPをボーナスに換金する

XMでは、トレードする度にポイントが貯まるロイヤリティプログラムがあります。貯まったポイントはXMポイント(XMP)といいます。1ポイントだけで良いので、XMPをマイナス残高口座のボーナスに換金しましょう。すると、マイナス残高はゼロリセットされます。XMPをボーナスに換金する手順は以下の通りです。
- XM会員ページから、マイナス残高の口座にログインする
- 「ロイヤリティポイント」をクリックする
- ボーナスのところの「今すぐ換金」をクリックする
- 換金したいだけのXMPを入力する
- 「ボーナスに換金」をクリックする
関連記事:XMPの仕組みについて
サポートに問い合わせる

XMが提供しているサポート体制の1つ、ライブチャットに問い合わせることでゼロカットを促すことができます。日本語ライブチャットの営業時間は以下の通りです。
平日 9:00~21:00
ちなみに、英語では平日24時間対応しています。英語に自信のある方や、翻訳機を使いこなせる方は、英語版ライブチャットも利用してみてください。シンプルな英語で分かりやすいと評判です。
関連記事:XMのサポート体制について
XMのゼロカットに関する注意事項
ここからは、XMのゼロカットに関する注意事項を解説してまいります。以下の4つです。
- 損失はボーナスから優先的に補填される
- ポジション保有中はゼロカットされない
- 規約違反をするとゼロカットされない
- ゼロカットに頼りすぎない
1つずつ見ていきましょう。
損失はボーナスから優先的に補填される
最初のところでも説明しましたが、マイナス残高はボーナスから優先的に補填されるようになっています。ボーナスで補填しきれない金額分だけがゼロカットの対象になります。
ポジション保有中はゼロカットされない
ポジションを保有していて含み益が出ている場合、有効証拠金はプラスの状態なのでゼロカットはされません。いつまでたってもゼロカットが施行されない場合は、ポジションの有無をご確認ください。
規約違反をするとゼロカットされない
禁じられた両建てなど、規約違反とみなされる行為をしているとゼロカットの対象外になります。禁じられた両建てには、以下のようなものがあります。
- 口座間両建て
- XMと他業者間での両建て
- 複数人での組織的な両建て
- 特定の通貨ペアでの両建て(EUR/USDロングとEUR/JPYショートなど)
上記のような両建てをしていて、相場の急変があった場合…
- 一方のポジションは大きな利益になる
- 他方のポジションは損失だが、ゼロカットにより限定される
つまり、簡単に利益を得られることになります。これは、ゼロカットシステムの悪用とみなされるため、ゼロカット対象外です。
また、ボーナスの不正利用やアービトラージ取引など、規約違反を犯した場合は最悪口座凍結となってしまいます。XMでの禁止行為については、以下の記事で必ず確認しておきましょう。
関連記事:XMの禁止事項について
ゼロカットに頼りすぎない
トレーダーを借金から守ってくれる、とてもありがたいゼロカットシステムですが、頼りすぎると良くありません。ゼロカットがあるからといって安心して、ギャンブル的なトレードを繰り返すようになってしまうからです。
ゼロカットはあくまでも最悪の場合のみ利用するものと考えて、普段のトレードではしっかりとリスクリワード管理や資金管理をするようにしておきましょう。
XMのゼロカット まとめ
XMのゼロカットについて、仕組みや過去に施行された事例、なかなか施行されない場合の対処法や注意事項を解説してまいりましたが、いかがだったでしょうか。
ゼロカットシステムは、FXでトレーダーが借金を背負うことのないように、守ってくれる仕組みであることが分かっていただけたと思います。
より安全なFX取引を行いたい方は、ゼロカットシステムが導入されていて、尚且つ日本人人気No.1のXMでFXを始めることをオススメします。
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