【過去検証】平均足と一目均衡表の雲を使ったスイングトレード手法

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過去検証

今回は平均足と一目均衡表の雲を使った、シンプルなスイングトレード手法について解説していきます。スイングトレード手法をお探しの方は、参考にしていただければ幸いです。

当手法のルール説明

それでは早速、当手法のルール説明に入っていこうと思います。

当手法は、トレンドに合わせて陰線陽線が連続しやすい平均足に、雲を抜けると強いトレンド相場になる可能性が高い一目均衡表の雲を組み合わせた、スイングトレード手法です。

チャート設定

時間軸:4時間足
使うインジケーター:平均足、一目均衡表の雲

売買ルール

買いのルール

平均足が雲を上抜けた後、陽線が出現したらエントリー

損切りは直近安値

利確は、直近安値から直近高値にフィボを引いて261.8%

売りのルール

平均足が雲を下抜けた後、陰線が出現したらエントリー

損切りは直近高値

利確は、直近高値から直近安値にフィボを引いて261.8%

ここで、フィボの引き方について補足説明をします。フィボを引く際の直近高安は、エントリーした足よりも高いor安い箇所であることが条件です。

チャートでルールを確認

文字だけではわかりずらいかもしれないので、チャートを使って当手法のルールを確認してみましょう。

買いのケーススタディー
売りのケーススタディー

決済ルールの補足です。損切りラインには到達しなくても、以下のチャートのように、雲を反対側に抜けたら強制決済します。

強制決済の例

フィボの引き方に裁量が入りますが、ここは何度も練習して、感覚を掴むのがベストです!

AUD/USD 2014年4月から2016年3月の2年間で検証!!

以上のルールのもと、AUD/USD4時間足、2014年4月から2016年3月までの2年間で、練習君プレミアムを用いて検証してみました。その結果を以下に示します。

トレード回数:44回
勝ちトレード:10回 負けトレード:34回(勝率22.7%)
総利益:1656.0pips 総損失:2080.8pips(PF0.80)
平均利益:165.60pips 平均損失:61.20pips(RR比2.71)
検証期間内の獲得pips:-424.8pips

獲得pipsの増減の様子

検証期間の一部ですが、トレードしたポイントの振り返り動画もありますので、参考にしてください! 黄色い線はフィボを引いた跡です。

考察

結論から申し上げますと、当手法に優位性は認められないですね。

検証中に感じたことですが、まず、フィボの261.8%に到達することはそうそうありませんね。特に、今回検証していたAUD/USDは、ボラティリティがそれほど高くはありません。通貨ペアのボラティリティに合わせて、利確ルールを変える必要がありそうです。

また、+200pipsの含み益だったのに、最終的には+20pipsで決済されたトレードもありました。そこで利確を、フィボの261.8%ではなく161.8%にすれば、もう少し利確に到達することが多くなりそうです。

それと、雲抜けでのエントリーですが、雲を上下する相場状況では当然連敗しまくります。連敗を防ぐために、移動平均線を使ったフィルタリングなど、何かしらの目線を固定するツールが必要かなと感じました。

今回の気付きをルールに盛り込んで、追加検証してみるといいかもしれません。その時には加筆します。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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